yofuu’s memo

あらゆるものを一口レビュー

【漫画レビュー(完結)】「センコウガール」永井三郎 評価:☆☆☆☆

とある女子高生が飛び降り自殺して5日後。3ヶ月ぶりに登校してきたクラスメートの美少女は、以前とは雰囲気が変わっていて…。

謎が謎を呼ぶミステリー。

 

人気者の女子高生、藤井 七子(ふじい ななこ)が自殺して5日後、3ヶ月ぶりに教室に現れた、如月 民子(きさらぎ たみこ)。

二人は特に仲が良かったわけではないのですが、七子が自殺する直前に会っていたのをクラスメートから目撃されています。

 

また、民子はそれぞれに闇を抱える三浦 英子(みうら ふさこ)、早川 隼子(はやかわ としこ)、田辺 曜子(たなべ ようこ)の3人に対して積極的に関わろうとしてきます。

 

謎の多い民子の行動の目的は?七子の自殺の理由は?民子が変わった理由は?

物語が目まぐるしい展開を見せる中、少しずつ真実が明らかになっていきます。

 

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引用元:永井三郎「センコウガール」第1巻第1話 小学館、2020年

 

物語の疾走感が良いですね。ドラマとしてもミステリーとしても面白いです。

伏線が多数散りばめられているので、一度読み終わった後に読み返すと更に楽しめると思います。

 

ただ、絵にクセがあるのと毒を含んだ描写が結構あるので、苦手な人は苦手かも知れません…。