【漫画レビュー(完結)】「放課後のグランギニョル～チャイムが鳴る時、少女の微笑みは肉塊に変わる～」天海杏菜 評価:☆☆☆☆

孤島の名門女子高では毎日殺し合いが行われていた…！

謎が謎を呼ぶデスゲーム。

狭き門を突破して孤島にある名門女子高に入学した立華 ゆい(たちばな ゆい)。

憧れの寮生活に胸を膨らませたのも束の間、そこでは毎日生徒たちによる殺し合いが行われていました。

しかし、死んだはずの生徒たちは翌日になると何も無かったかのように生き返ります。

何のために殺し合いをさせられているのか、なぜ生徒たちが生き返るのか。ゆいは同学年の荒沼 クレナ(あらぬま くれな)、白鳥(しらとり)と共に生き延び、学校の秘密を探っていくのでした。

引用元：天海杏菜「放課後のグランギニョル～チャイムが鳴る時、少女の微笑みは肉塊に変わる～」第1巻第1話　小学館、2021年

最初は、またエログロだけを強調した趣味の悪いデスゲームものかあ…と思ったのですが、死んだ人間が生き返るというのに少し興味を惹かれて読んでみました。

少しずつ謎が明らかになっていきますが、最後まで読んでみると、意外なほど伏線やストーリーがしっかり作り込まれていて面白かったです。

黒幕の奇をてらった言動やグロ描写が少し鼻に付きますが、全体としてきちんとまとまった良い作品でした。

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