【漫画レビュー(完結)】「おやすみシェヘラザード」篠房六郎 評価:☆☆☆☆
映画の話をするのが好きな変わり者の女子高生たちの話。映画が観たくなります!
中高一貫の女子校、千夜学園の寮には「13番目の魔女」が住んでいる。13号室には誰も近寄ってはならない…。
そんな噂がある中、1年生の二都 麻鳥(にと あさと)は、ひょんなことから13番目の魔女、箆里 詩慧(へらざと しえ)と関わることに。
絶世の美女である詩慧の妖しい誘いにドキドキする麻鳥でしたが、その正体は映画マニアで話好きなのに超絶説明下手な変人でした。
最後まで話を聞けばご褒美をあげる、という甘い言葉に乗せられて夜な夜な詩慧の話を聞くことにした麻鳥ですが、そのあまりの下手な話に今日も熟睡してしまうのでした。
読んでいて楽しく笑えます。セクシーなカットも多いですが、無意味なエロ目的ではなく、ちゃんとギャグの前フリになっているので嫌らしさやわざとらしさがなくて良いですね。
何よりも作者の映画愛が伝わってきて、映画が観たくなります。
映画に興味がある人には是非読んで欲しい名作です。
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