【ブックレビュー】「面白くて眠れなくなる天文学」縣(あがた) 秀彦 評価:☆☆☆
ちょっと気になる宇宙の話を、面白く、易しく、かつ正確に教えてくれる本。
て書いてて改めて気付きましたけど、この3つを見事に成立させてるって凄いですよね!?
例えば、表紙にもありますが、流れ星ってどれ位の大きさなのか知ってますか?
私はなんとなく彗星みたいなものかな~と思っていたんですが、この本を読んで初めて正確なところを知りました。更に、流れ星に流れ方があるということも。
他にも、長年疑問に思っていたことがかなり氷解しました。
満月のとき、太陽-地球-月の順に並んでいるはずなのに、なぜ月は地球の影で黒くならずに真ん丸に見えるのか?
宇宙には無限と言っていいほど星があるのに、なぜ夜空は星で埋め尽くされておらず、黒い部分が多いのか?
1つの恒星に対して地球のような惑星が存在する確率は?
やっぱり宇宙は面白い!
この広い地球が太陽に比べたらチリのような大きさで、さらにその太陽がチリのように見える大きさの星も無数にあり、それらが集まって銀河を作り…とか、宇宙ができてから138億年、太陽ができてから46億年…とかのスケールの話に浸ってしまうと、自分がどれほど小さい存在なのかを考えさせられます。
悩んでいた人が宇宙の話を聞いた後に気が軽くなったり、ギャングの子供たちが心を入れ替えたエピソードが紹介されていますが、その気持が良く分かります。
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