yofuu’s memo

あらゆるものを一口レビュー

【漫画レビュー(完結)】「夕空のクライフイズム」手原和憲 評価:☆☆☆☆

超攻撃的な戦術を繰り広げる高校サッカー部の話。部活モノですが、普通の作品とは一味違う面白さです。

負けることを恐れるあまり、確率の高いプレー一辺倒で面白みのない木登(きと)学園サッカー部。ドリブルを唯一の武器とする二年生の今中(いまなか)は、そんな中では出番がなく、ベンチにも入れてもらえません。

 

ところが、突然監督が辞任してしまいます。後任に着いたのは彼らの中学時代の監督、雨宮(あまみや)。そしてコーチとして、その娘である中学三年生の(あめ)。

 

彼らが打ち出した方針は、「美しく敗れることは恥ではない」。かつてのオランダの名選手・クライフの言葉に従い、守備を捨てた超攻撃的なスタイルを取ることになった彼らの行く末は…!?

 

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引用元:手原和憲「夕空のクライフイズム」第1巻第1話 小学館、2014年

 

ガツガツ熱血で行くわけではなく、緩めでギャグを交えながらの空気が良いです。こんな部活だったら楽しそう!と参加したくなります。

特に突然始まる会議は最高です。めちゃめちゃ笑います。

 

キャラクターも良いですし、絵柄もスッキリして見やすいです。

また、ものすごい量のサッカー関係の小ネタが散りばめられていて、作者のサッカー愛が伝わってきます。

 

名作なのに、最後は駆け足で終わってしまいました…。本当にもったいない!

もっと読んでいたかったです。

 

部活モノやサッカーが好きな方には是非読んでみて欲しい作品です!

 

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