【漫画レビュー(完結)】「マンけん。」加瀬大輝 評価:☆☆☆
漫画好き女子高生たちの青春群像劇。
…と言っていいのか?
容姿端麗、成績トップ、運動神経抜群の完璧女子高生日笠倖(さち)。漫画家としても非凡な才能を発揮し、デビュー間近ですが、周囲にはそれを隠しています。
当初は他人に全く興味のなかった倖ですが、「デンパちゃん」こと豊崎アリスと出会い、強引にマンガ研究部に引きずり込まれます。そして、クセの強いマンガ研究部の面々と過ごす内に人間的な成長を遂げていきます。
以前から倖を担当していた編集者さんとの打ち合わせで、仲間=マンガ研究部のメンバーへの思いがにじみ出るシーンは感動的です。
…と、ここまでなら青春部活ものとして良作になったでしょう。
しかし。
ここから、まさかのドロドロした人間ドラマが繰り広げられるのです。
これこそがこの作品の真骨頂と言っていいと思います。
良い悪いは別にして。
正直、もうドロドロしすぎな上に展開てんこ盛りすぎてお腹いっぱいです。
作者自身も消化できていない感が溢れちゃってます。
どうしてこうなった。
絵は綺麗ですし、キャラクターも可愛いです。
伏線も全て回収して最後もうまくまとまっています。
なのにどうしてこうなった。(2回目)
色々と謎な感じの作品でした…。
リンク