【漫画レビュー(完結)】「おにでか!」矢寺圭太 評価:☆☆☆☆
巨大化した女子高生が、他の少女たちと戦う話。カオス。
ワガママで天真爛漫な女子高生・鬼龍院花生(きりゅういんはなお)と振り回される幼馴染・渡辺武蔵(わたなべたけぞう)。
最初は「あー、またこんなラブコメね」と、少しうんざりしながら読み始めました。まあ絵柄は可愛いから良いんじゃない、個人的にはどうでもいいけど…
からの。
突然雷が落ちて武蔵は死に、死んだかと思ったら生き返り、鬼龍院は巨大化し、怪獣が出て来て、戦って倒したかと思えば女の子に戻り、秋葉原には巨大メイドが現れ…。
なんだこれは。
私は何を読んでいるんだ。
怒涛すぎるカオスな展開に、ツッコミようもない。
この勢いが凄い。そして巨大化しても浮くことがなく、妙に自然に溶け込ませる画力も凄い。
これはついていくしかない!!
と読み始めたんですが、正直言ってまだ舐めてましたね。どこで収束するのかなー、なんて思ってましたからね。…まさか最終回までこのノリで突っ切るとは…。
ここまで徹底的にやられると爽快です。
全編通して中心になるのは鬼龍院と武蔵の恋愛なんですが、とにかくその舞台設定がカオス過ぎる。
単純にラブコメというジャンルでくくってはいけない作品。というか、どのジャンルにも入らないんじゃないか、これ?(褒め言葉)
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