【漫画レビュー(完結)】「走馬灯株式会社」菅原敬太 評価:☆☆☆
人の過去を見ることができる不思議な場所「走馬灯株式会社」。
そこに迷い込んだ人たちは、それぞれの人生を少しずつ変えていく…。
過去を見ることのできる「走馬灯株式会社」をめぐる、数話完結形式のストーリーとなっています。
個々の話には直接の繋がりはありませんが、たまにリンクしていたりします。
こういう作りの話は好きなんですが、残念ながらこの作品は小道具や設定にツッコミどころが多くて浸りきれませんでした。
最初は「こういう世界観なんだな」と思って楽しめたんですが、少しずつ仕組みが明らかになっていくと違和感が出てきます。
人の過去の映像が、全て1年あたり1巻のディスクに記録されているという設定なのですが、過去からも人が来る場所ということが分かると、それならなぜディスクとテレビなの?昔は違う方法だったの?どのタイミングで切り替わってるの?などという疑問が湧きますし、壊れたら過去が失われるということが分かると、じゃあ別のものに保存しとけよ!!とツッコミたくなります。
後は、なぜか等身がどんどん高くなっていくのが気になって…。最初は普通だったんですが。
最終回ではこんな感じに。
さすがにおかしいやろ、と。
まあ、話自体は割と良い感じなので、「世にも奇妙な物語」などの話が好きな方なら楽しめるかと思います。
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