【漫画レビュー(完結、続編あり)】「昴」曽田正人 評価:☆☆☆☆☆
天才バレエダンサーの物語。とにかく熱量と迫力が凄まじく、数え切れないほど泣かされます。一度読んでおくべき傑作です。
主人公の宮本すばるは、小学3年生の女の子。どちらかと言えば大人しく、目立たない感じです。脳腫瘍で記憶が徐々になくなっていく双子の弟・和馬の記憶を繋ぎ止めようと、必死で猫の真似をします。最後に笑ってもらうために。
…1話目からコレだよ!!
もう、いきなり泣きましたよ。
そして、ここから劇的な物語が幕を開けます。
内容は是非読んで楽しんで欲しいです。絶対に損はしませんので。
それにしても、本当にこの作者に天才を描かせたら右に出る者はいませんね。
ぱっと絵を見たときに決して上手いとは思わないんですが、ダンスの緊張感、迫力、研ぎ澄まされた天才性と情念、観客の戸惑いから驚き、称賛に至るまでの感情の変化などが全て絵から伝わってくるんですよね…。どうなっているんでしょうか。
一旦完結しましたが、続編が描かれています。そちらもオススメです!!まあ、こちらを読んで気に入ったら当然続きを読みたくなるんですけどね!
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