【漫画レビュー(完結)】「女の子が抱いちゃダメですか?」ねじがなめた 評価:☆☆☆
攻めるのが好きだと気付いてしまった彼女と、実は攻められるのが好きだった彼氏の、「普通」とは少し違う男女のラブストーリー。
思いっきりアダルトなテーマと描写なのに、エロスと同時に恋愛要素を強く感じる稀有な良作です。
普通のOL、梶谷 美月(かじたに みつき)と、エリート会社員の篠宮 孝之(しのみや たかゆき)は、付き合って1ヶ月。
初めてセックスをしようとしたとき、篠宮が勃たないことがきっかけで2人は自分たちが「普通」ではないことに気付き始めます。
最初は戸惑いながらも、2人は少しずつ互いへの思いと理解を深めていくのでした。
引用元:ねじがなめた「女の子が抱いちゃダメですか?」第1巻第1話 小学館、2020年
セックスする間柄となれば、一般的なラブストーリーとしてはほぼゴールだと思うのですが、この作品はそこからスタートします。
戸惑いや葛藤、すれ違いもありながら、お互いを思い合って少しずつ理解を深め、自分自身のことも受け入れていくというのが新鮮。
セックスがテーマなのでベッドシーンが多いのですが、エロティックでありながらも2人の感情がしっかり描かれているので、普通に恋愛ものとして読めました。
大人向けではありますが、恋愛ものが好きな方は読んでみてはいかがでしょうか。
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