【漫画レビュー(完結)】「叛逆の血戦術士~世界唯一の吸血鬼殺し、最強の戦士になりつつ自由に生きる~」原作:あまうい白一、作画:島崎勇輝 評価:☆
タイトルのセンスの無さが凄い。
内容の酷さを的確に表しているという意味ではピッタリですが。
最強の吸血鬼を倒しに来た女勇者が返り討ちに遭い、子供を産まされてしまいます。
やがてその子供が成長し、その吸血鬼を倒した後に他の吸血鬼も倒していく話。
引用元:原作:あまうい白一、作画:島崎勇輝「叛逆の血戦術士~世界唯一の吸血鬼殺し、最強の戦士になりつつ自由に生きる~」第1巻第1話 小学館、2021年
絵は今一つ。絵そのものというよりも、構図や遠近感、物の位置、人のポーズなどがおかしいです。
が、そんなことがどうでも良くなるほどストーリーやキャラクターの行動が矛盾だらけ。更に、セリフのセンスが壊滅的です。もうギャグかと思うほど。
引用元:原作:あまうい白一、作画:島崎勇輝「叛逆の血戦術士~世界唯一の吸血鬼殺し、最強の戦士になりつつ自由に生きる~」第1巻第1話 小学館、2021年
「武器では殺せぬ私に」「この魔法が宿る宝剣で!」全部説明してくれるやん。
思わず「ソードマスター ヤマトか!」と突っ込んでしまいましたよ。
しかし、笑えるのも最初だけ。最後までこの調子なので、読んでいて疲れてきます。
まあ原作者を見たら納得しましたが、なぜこの原作者の作品が多数漫画化されているんでしょうか。
あまりの出来の悪さに気持ち悪くなる作品ばかりなんですが…。
こんなものが売れていると思った人が似たような作品を増やしたり、まともな作品を読みたい読者が読むこと自体から離れてしまったりしたらと思うと怖いです。
出版する側がもう少し考えなければならないのではないでしょうか。
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