【漫画レビュー(完結)】「不死身のパイセン」田口翔太郎 評価:☆☆☆☆☆
先輩と後輩、二人の女子高生の帰り道。いつもの道のはずが、得体の知れない何かが起こる…。
笑えるのに怖い、奇妙な感覚に襲われるホラー。
部活を終えた先輩と後輩の帰り道。
何かいつもと違う気配を感じる先輩と、何も感じない後輩。しかし、何か恐ろしいことが起こりそうという先輩の予感は的中してしまうのです…。
引用元:田口翔太郎「不死身のパイセン」第1巻第1話 小学館、2018年
怖がりなのに毎回怪異に出会ってしまい、その割には次の話ではけろっとしている不死身の先輩と、何者にも動じない後輩。二人のキャラクターと会話につい笑ってしまうんですが、そこから一気に恐怖に転じるので落差が凄いです。
また、見せ方が非常に上手く、怖いシーンは読んでいてビクッとなります。
全体の流れや最後のオチも秀逸。
怖いものが苦手な人は読まない方が良いかも知れませんが、そうでない人には是非読んでみて欲しい作品です。
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