yofuu’s memo

あらゆるものを一口レビュー

【漫画レビュー(完結)】「ドリィ キルキル」原作:蔵人幸明、漫画:ノ村優介 評価:☆☆

突然現れた、人を溶かす虫と人を襲う人形のような怪物たち。地獄と化した世界で生き残った者たちが戦う、パニック・ホラー・アクション。

内容は悪くなかったのですが、打ち切りエンドなので最後は消化不良でした…。

ある日突然、世界中にハチのような虫が大量に現れます。それに刺された人たちは体が崩れて死んでいくという恐ろしい状況に。パニックに陥った人々に、追い打ちをかけるように襲いかかる、空から降ってきた人形のような怪物たち。

 

やがて状況は落ち着きを見せますが、この襲撃によって世界の人口は元の1%程度にまで減ってしまいます。

 

怪物の襲撃で親友と憧れの先輩を失ってしまった高校1年の少年、斑鳩 射馬(いかるが いるま)は、絶望しながらも死ぬこともできずに日々を過ごしていました。

 

しかし、ひょんなことから人形のような怪物=ドリィに立ち向かう人々がいることを知り、更には街で先輩を見かけたことから希望が蘇ります。

 

そしてイルマは先輩を助けるためにドリィとの戦いに身を投じ、やがて自分の身に特殊な力が宿っていることに気付いていくのでした…。

 

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引用元:原作:蔵人幸明、漫画:ノ村優介「ドリィ キルキル」第1巻第1話 講談社、2015年

 

最初の方は面白いです。キャラクターも良いですし、ドリィのデザインや設定も秀逸。ドリィの使う武器や建物が全て生物というのは斬新でした。

 

ただ、後半はお決まりの人間が敵になるパターンになってしまい、少しうんざりしてしまいました。

 

とは言え、それでも悪くはないクオリティだったのですが、最後は打ち切りっぽく「ラスボスとの戦いはこれからだ!」的な終わり方で半端に終わってしまいました。

 

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引用元:原作:蔵人幸明、漫画:ノ村優介「ドリィ キルキル」第11巻最終話 講談社、2017年

 

最終コマなのに、何もネタバレになりません…悲しいのか笑えるのか。

 

最後まで読んできてこの終わり方だとガクッときますので、人にはオススメできない作品です。