【漫画レビュー(完結)】「クローズ」高橋ヒロシ 評価:☆☆
ひたすら強い主人公とその仲間が喧嘩するだけの、典型的なヤンキー漫画。
不良が集まる鈴蘭男子高等学校に転校してきた2年生の坊屋 春道(ぼうや はるみち)。
バカだけど鬼の様に強い春道の行くところには、数々のトラブルが巻き起こるのでした。
春道は「すげー男だ」と作中で持ち上げられはするのですが、いまいちその凄さが伝わってきません…。基本的に何も考えていませんし、喧嘩が強いだけなんですよね。不良ですが悪人ではないし、面白いヤツではありますが。
また、キャラクターがみんな格好を付けてセリフを言ったりするのですが、所詮は親に養ってもらっている子供だしなあ…という目で見てしまいます。入院費とか壊した物の代金は親やその所有者に出してもらってるんだよなあ、とか。
戦いのシーンもただ殴り合ったりして、強い方がいくらでも立ち上がってきて最後は勝つというワンパターンで特に面白みは感じませんでした。
大人が読んでも楽しめないのかも知れません…。
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