【漫画レビュー(完結)】「かけこみ!シェアハウス」七味さや 評価:☆☆
仕事、恋愛、家族。全て上手くいかずに逃げ出して離島のシェアハウスに住むことになったアラサー女性が少しずつ再生していく話。
小丸 日菜(こまる ひな)は、28歳の中学教師。要領が悪く、生徒にはなめられ、仕事は遅く残業続き。同じ職場の同僚で年下の翔平からプロポーズされたものの、マルチ商法にハマっている母親のせいで破談になってしまいます。
何もかも嫌になった日菜は衝動的に家を飛び出し、偶然知り合ったシェアハウス経営者の只狩 月子(ただかり つきこ)を頼って長崎の離島に住むことに。そこにはクセのある住人たちが居て…。
自然に囲まれた共同生活の中で、日菜は少しずつ自信を取り戻していくのでした。
引用元:七味さや「かけこみ!シェアハウス」第1巻第1話 出版社、出版年
絵が拙く、あちこちに違和感があるんですが、それ以上にキャラクターにあまり魅力を感じなかったのが残念でした。
この手の作品は、深いテーマや入り組んだプロットがない分、キャラクターの魅力が占める割合が大きいと思うのですが、仕事先にも何も言わず突然失踪する28歳というのはちょっと社会人として擁護できません…。
月子も大人の魅力的な女性として描こうとしているんだろうなというのは分かるのですが、いかんせん画力と表現力が足りないので、あまりそういう印象にはなりませんでした。
シェアハウスで起きるいくつかのトラブルも、少し話をしただけであっさり解決してしまい、薄っぺらく感じてしまいました。
読んで悪い作品ではないのですが、内容が浅いし、何も残らないかなあ…。
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