【アニメレビュー】「Steins;Gate(シュタインズ・ゲート)」 評価:☆☆☆☆☆
もしも過去を変えられたら…。誰しもが一度は夢見たことがあるでしょう。しかし、それが叶ったとしても、過去を変えることによって自分の大切な人が失われるとしたら。
無慈悲で冷酷な、時間が定めるその運命に抗うことはできるのか。これは運命と一人で戦った男の物語。
最初に一言言わせて頂くと、史上最高の作品の一つです。とにかく一度観るべき。
舞台は2010年の秋葉原。発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダー、岡部倫太郎はひょんなことから過去にメールを送れる機械「電話レンジ(仮)」を作成してしまいます。
「Dメール」と名付けたこの過去へのメールを送ると過去が改変され、現在の世界も少しずつ変わっていきます。しかし、変わったことが分かるのは岡部のみ。他の人達には変わる前の記憶が残っていません。他の人達にとっては、最初からそういう過去だったことになっています。
「Dメール」を使って願いを叶えていく未来ガジェット研究所のメンバーたち。
しかし、その行き着く先には悲劇が待っていました。
その悲劇を避けるために、岡部は独りで闘うことを決意するのです。
とにかくストーリーが凄い。タイムリープや過去改変といった理論や、それを研究する組織など背景の設定がしっかり考えられている上で、アクの強いキャラクターが物語を繰り広げていきます。
それぞれのキャラクターの性格や関係性もきちんと描写されていて、これで面白くないはずがありません!!
ストーリーも上がったり落ちたり伏線が張られていたり謎が散りばめられていたりと、最後までドキドキしっ放しで1話観る度に続きが気になって仕方ありません。
もう、本当にこの作品は前提知識無しで一度観るべきです。観れば分かります。
あ、ただキャラクターが中二病的なのでそこが合わない人はいるかも…。